LOVE GO GO ラブ・ゴー・ゴー
2004/03/07
( ビデオ )
台湾のチェン・ユーシュン(陳玉勳)監督による切ない・可笑しい・かわいらしい・・・お得なオムニバス青春恋愛
コメディ。(原題は『愛情来了』
3組の男女のあれこれが描かれるのですが、パン屋を中心にして3つのエピソードが上手くつながっているし、
その時間配分もとてもきっちりしていて、ラストはくすり、と笑わせてくれる可愛い映画。
<エピソード1>
台北のパン屋の職人をしているさえない男アシェンは、毎日レモンパイを買いにくる美しい女性リーファの
小学校の同級生で、密かに憧れています。なかなか声をかけられず・・・小心者のあれこれ・・・ケーキの名前を
愛のメッセージ風にしてみたり、ファンシーな(ピンクの香りつき・・笑)のレターに恋心を綴ってみたり、
勇気を出してテレビののど自慢に出演してリーファに捧げる歌を練習したり、・・・さて。
アシェンの想いは、恋愛ではなく「感謝」なんですね。そのあたりがどぎまぎぶりを描いて、
最後の手紙の文面のところでじわ~とします。その時の何気ない風景がとても美しいですね。いい人情話~
<エピソード2>
アシェンのパン屋に下宿するおデブちゃんの女の子、リリー。ある日ポケベルを拾ったことから、失恋して
自殺しようとする男性と「声」で会話をするようになる。お互い、素敵な相手を妄想・・・
ところが、男性から会いたいと言われて、リリーちゃん、一念発起でダイエット作戦開始!・・・さて。
リリーちゃんのダイエット作戦の様子がなんともテンポよく笑わせてくれます、と同時に共感・・女としては(笑)
なんとも嬉しそうな顔と期待と決意を胸に秘めたリリーちゃんはたくましい。そして、何気ないところで見せる
切ない表情も忘れがたいです。
<エピソード3>
痴漢防犯グッズのセールスマンをしているアスンは、ひょんなことからリーファの働く美容院へ。
どこへいってもセールス下手、営業下手の働く好青年アスン。
やっぱりセールスを切り出せなくて「客」になっているうちに思わぬ、事件が・・・さて。
この映画の唯一の美男美女(笑)の2人のラブ・ストーリー。アスンの不器用ないいひとぶり、がなんとも切なくて
寂しいです。
そしてこの3つのエピソードがうまく融合するラスト。
主人公がどんどん変わっていくのですがそのつなぎ目が実にスムーズで、脇役などの出し方も考えてますね~
とても上手いです。
後でしらべて、美男美女の2人が人気歌手、他の登場人物は役者さんではない、と知りました。
それにしてもはまってましたねぇ、それぞれの役。とても好きです、こういうささやかな粋で可愛い映画。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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