ドラムライン

ドラムライン

2004/04/10

シネクイント

 

エネルギッシュで、躍動感あふれていて、色彩豊かに、次々と繰り出すマーチングのパフォーマンスを観るだけ、

もう、それで十分満足。

頭で考えることなく、観て、聴いて・・・心奪われて・・・それだけの映画があったっていいんです。

むしろこういうのが「映画だ」って胸張って言える、それだけすごいパフォーマンスなんです。

かっこいいことを特撮を使わずかっこよく撮ったものを気持ちよく夢中になれる。そんな映画です。

ストーリーはむしろシンプルな方がこういう場合いいですね。

主人公が最初から、スネア・ドラムの才能があってその辺の「苦労話」ではないのですが、

マーチングバンドというのは結局、団体もの、ですから、一人上手くても成功とはいえない。

そこが、技術もあるが自信過剰ゆえに周りと葛藤がおきる、また技術だけ上手くても問題がおきる。

でも乗り越えていく。

最近観た映画では久々に、ガッツある上昇志向の根性はいった「男の子」見てスッキリ。

自信過剰ぶりもそんなに嫌味ではないけれどリアリティあって、役者さんはマーチングバンド経験者ではないそう

ですが気がつかない。

、実際楽器をやっている人はもっと細かい所感心なのでしょうが、素人でも、すごい~~~ってひたすら

感心感服してしまうのですね。

まいりました~~~って平伏するような経験しました。

ドラムラインという、ドラム同士の対決、迫力あってその駆け引き、挑発、パフォーマンス、

(気持ちいい)緊張感あります。

音楽も軍隊風というより、R&B、ヒップホップなどをふんだんにとりいれていて、懐かしい曲、ノリのいい曲が

惜しげもなく出てくるのですね。アース・ウィンド&ファイヤーの'In the Stone'なんてわくわく、うるうるもんです。

主人公、大学生達だけでなく、リー監督の厳しい、理想の高い、信念をつらぬく姿勢も気持ちいいです。

そして血気さかんな若いモンも、それを見て成長するのさぁ。

(しかし・・・字幕で「ぶっちゃけ」っていうのはどうかなぁ。

アメリカ南部の大学が舞台だから、英語といっても違うのはわかりますが言葉のニュアンスを訳すのは難しい

・・・ぶっちゃけって今なら通じるのかもしれませんが、そこの所は翻訳の人も考えて欲しいところ)

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