タッチ

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2005年8月17日 イイノホールにて(試写会~GTFトーキョーシネマショー)

(2005年:日本:116分:監督 犬童一心)

人気原作物・・・漫画、TVアニメ、アニメ映画・・・の実写版です。

実は私はこの物語、漫画全く知りません。だから先入観なしに観られると思いました。

う~ん、『リンダ リンダ リンダ』の高校生ライフはかなり親しみと共感を持てましたが、この映画の高校生が甲子園をめざすあれこれ、双子の達也と和也と南ちゃん・・・この3人の三角関係を中心に描いていて・・・ちょっと私個人的にはなんだか、こんな高校生生活はありえないなぁ~という違和感の方が強かったです。

監督が犬童一心監督ということで期待はあったのですが、犬童監督の持ち味、特徴である「毒」が全くない素直な世界。ひねくれていないんですよね。(ひねくれがいい、悪いでなく、ちょっと違った視線から物事を切り取ってみせる、という点がなかった)

優等生の弟、和也に比べ、兄の達也は、ちょっとひねくれ気味ではありますが、南ちゃんの「私を甲子園に連れていって」の言葉を果たすべく素直に野球の世界に入っていける。

ある意味、人気原作ものを職人的にきちんと作りました・・・という感じです。

完全に「こういうのが高校生の青春だ!」という描写や台詞が続いて、ちょっと恥ずかしい。それはあくまでも私個人の経験からかけ離れているなぁ、という距離感なんですけれど。

終わった後、うしろにいた女の子が「原作と違うけど、いい方につくりかえられてるみたい」と話しているのが聞こえました。

多分そうなんでしょう・・・ちなみに南ちゃんは新体操はやりません。 

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