ALWAYS 三丁目の夕日
2005年11月16日 ヴァージンTOHOシネマズ市川コルトンプラザにて
(2005年:日本:133分:監督 山崎貴)
舞台となるのは昭和33年。原作の漫画通りの世界です。
『ジュブナイル』『リターナー』で特撮を上手く使った監督が、昭和30年代の日本を特撮で再現して、どう、懐かしいでしょう、懐かしいでしょう・・・とスクリーンから声が聞こえそう。
わかりやすくて、説明の上手い、親切な映画(想像力は必要なし)だから、映画(または日本映画)はあまり観ないけど、ちょっと行ってみようかな、という人には大受けすると思うな。
もう、『男はつらいよ』寅さんと同じく盆と正月は『三丁目の夕日』でシリーズ化したらどうでしょう。
この映画では、氷屋のピエール瀧さんが良かったです。
最初、冷蔵庫は氷を入れる形のものが、電気冷蔵庫を買って大喜び。
でも、古い冷蔵庫は外に捨てられて、それをじっと見つめる氷屋、ピエール瀧。
消費の時代に突入するんだ、というのがわかるシーンで、ここが一番良かったです。
昔はよかった、なつかしいばっかり言っていないで、冷蔵庫の変化で氷屋さんはどんどん仕事がなくなっていく・・・そんな風景もちゃんと入っているのに気がついて欲しいです。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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