カクト
2002/12/05
東京フィルメックス( 映画祭など )
東京フィルメックス、5日目に行きました。
モデルでもある伊勢谷友介監督、脚本、主演の『カクト』です。
1人の大学生の男の子をめぐっての一晩の人間模様だけ、というシンプルな設定。
ですが、タイミング(編集)がものすごくセンスよく、新人ばなれしています。
最初、主人公リョウ(伊勢谷)についての噂話が続いて一体、どんな人なのか・・・とひっぱっておいて、
さっと出てくるタイミングの上手さ。
台詞やナレーションで説明しなくても一瞬で「こいつはタダ者ではない」と見せてしまう
映画ならではの手法を考えていると思います。
大した話ではないのに、どうなる?どうなる?とひっぱられます。説教くささ全くなしの気持ちよさ。
来春公開で、もう一度観たいと思いました。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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