TAMALA2010 a punk cat in space
2002/11/23
シネクイント
シネクイントは招き猫を持っていくと1000円なので、「風水招き猫貯金箱」持参で行きました。(大荷物・・・)
アニメ、というと、ディズニー?宮崎作品?いやいや、これはどのカテゴリーにもあてはまらない異端児的アニメです。
永遠に1歳を繰り返すネコ地球のTAMALAちゃんはキュートで、色っぽくて、万引きのプロで、イジワルで、ニヒル、
人の話は全然きかない子猫。
かわいい顔して、タバコをくわえ、出てくる言葉は「ぐずぐずしてるとぶっ殺すわよ」
産みの母に会うためにオリオン星に行く所、謎の大企業KATTY&CO.にはばまれ、Q星に・・・
そこで好青年(好オス猫)ミケランジェロくんを軽々ナンパ。さて・・・
前半が唐突な展開ばかりなのですが、後半TAMALAちゃんの謎が解けてくるあたりになるともう、すっかりTAMALAペースにはまっています。
TAMALAの世界はセピアがかった平面的な2Dアニメで夢に出てくる
TATLA(謎の猫ロボット)の世界は『ブレード・ランナー』もびっくり、ダークで精密な立体3Dの融合の世界。
悪夢とファンタジーが繰り返すかのようです。(『ドニー・ダーコ』を思い出しました)
「わかりやすい、かわいい」を期待して観に行くとTAMALAちゃんに飛び蹴りくらうこと必至。
観客を突き放しているようなスタンスときわどい台詞、なのに観ていて全然疲れない。『ウェイキング・ライフ』に対抗できるのは
TAMALAちゃんです。テツガク入ってるし。12禁も納得の内容でした。
ミケランジェロ「ヤッホーって、ネコ地球ではあいさつなの?」
TAMALA「ヤッホーはね、てめえ、ぶっ殺すぞってことなの」
ユニークで個性的なアニメでした。
更夜飯店
過去持っていたホームページを移行中。 映画について書いています。
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